フレイルとサルコぺニア
フレイルは、海外の老年医学の分野で使用されている英語の「Frailty(フレイルティ)」が語源です。
「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などを意味します。
わかりやすく言うと、『加齢により心身が老い衰えた状態』
サルコぺニアは『加齢による筋肉量の減少および筋力の低下』のことを指します。
昨今、高齢者の健康課題として、フレイルとサルコペニアはとても注目されています。
医学の進歩で寿命が延びても、平均寿命と健康寿命は違いますからね。
【こんな事はありませんか?】
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①体重が減ってきた。
②疲れやすい。
③歩行速度の低下。
④握力の低下。
⑤身体活動の低下。など身体的なことだけではなく、精神的な変化や社会的なことも含まれます
自分の体を観察すること、関心を持つことはとても重要で、自ら予防をしていく意識付けにもなります。
そして、フレイルは介護や治療が必要になる手前の状態です。フレイルにならないように、普段の食生活を見直していきましょう。
●フレイル予防として、
①社会参加
②低栄養の予防(特にタンパク質をとる)
③オーラルケア
④運動で体力作り(これはサルコペニア予防にも関係してきます)
●サルコペニア予防として、
①筋肉を減らさない適度な運動
②栄養(特にタンパク質をとる)
③禁酒・節酒
でも、この当てはまる事柄と予防は、特別な事ではなく誰でも加齢と共に起こる現象だと思います。そこにコロナ禍も重なり外出がが減り、社会参加も減ってきた方も少なくないと思います。
人と会ってお喋りをしたり情報交換をしたり、悩みを打ち明け少しでもストレスを軽減する事(精神的緩和)も大事です。
フレイル予防は健康寿命で100年を過ごす。その為の予防です。
そして、私たち、セラピストが出来るフレイル予防を今一度考えていきたいと思います。